〈外国語教育から異文化市民の教育へ〉〈ネイチャーライティングからESD学まで〉〈地域言語は国際語になりえるか〉〈ユーモアを訳す〉など、通訳・翻訳の問題から環境学まで。言語文化をめぐる普遍的な問いから人文社会科学としての方法論へと向かう異文化コミュニケーション学の最新成果を紹介する。
社会学、環境学、言語学、通訳翻訳学などをふまえ、この分野の範囲を革新的に拡張し新たな視点で再構築、コミュニケーションの問題を考える人に提供する新たな地平。
序章「異文化コミュニケーション学と環境学の現在」(小山亘)、第I部 異文化コミュニケーション「多文化共生とは」(宮島喬)他、第II部 環境コミュニケーション「世界/自然とのコミュニケーションをめぐって」(野田研一)他、第III部 言語コミュニケーション「異文化語用論の可能性」(平賀正子)他、第IV部 通訳翻訳コミュニケーション「持続可能な未来と通訳翻訳学」(鳥飼玖美子)他、瞠目すべき論稿を集成、持続可能な社会のための新たな学の提唱を試みる。
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