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谷崎潤一郎が追い求めたものは〈美しい女性〉なのか?
人間の生を衰弱させる近代という時代のなかで、躍動する女性の身体に〈いのちの蘇り〉を託しつつ、華麗な物語世界を生み出した作家の全容を捉える。
【本書の特色】
・従来、「耽美主義」「女性崇拝」といった言葉で〈女性美〉の探求者のように眺められがちであった谷崎潤一郎の世界のなかに〈生命への愛着〉を見出すと同時に、〈美〉がどのように〈生命〉の力に裏打ちされているかを読み解く。
・思想性や社会意識を欠如させた作家としてみられることが多かった谷崎潤一郎の作品世界が、漱石や荷風とは異なる観点からの近代批判をはらんでいることを明らかにする。
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