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百姓の倅であった渋沢栄一は、士農工商の悪弊に憤り、全ての職種に公平な貨幣、そのルールともいえる「資本主義」をこの国に導入し、今日の日本の基礎を築いた。しかし、現代社会はどうか。金儲けのためなら、何でもやるという事業者が圧倒的に多いのではないだろうか。それは、栄一の目指した資本主義自体が、大きな曲がり角に来ていることを実感する。本書では、渋沢栄一を「何を成しとげた人」なのかではなく、「何を大切にして生きた人」かを丁寧に掘り下げていく。栄一は会社創業などの「業績」で語られることが多いが「生き方」の人だった。その想いこそが、これからの世の中を切り開く人物や思想を産むことを確信させるのである。その他、戦後の復興からバブルに至る日本の経済界の金の動きを、北浜の風雲児との異名を取った証券マンの桁外れな人生と日本の経済復興における証券史を交差させ描いた「なにわの風雲児―巽悟朗ものがたり」を併録。
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