世界は広島をどう理解しているか

世界は広島をどう理解しているか

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出版社
中央公論新社
著者名
井上泰浩
価格
2,860円(本体2,600円+税)
発行年月
2021年7月
判型
四六判
ISBN
9784120054525

何百万もの人命を救った救世主なのか、無差別に市民を殺戮した戦争犯罪なのか。五大陸、一九四紙――。広島への原爆投下をめぐる報道を精緻に分析。今なお認識・評価が対立する前例のない惨劇を世界のメディアはどう伝えているのか。


【目次】

はじめに(井上泰浩)

1章)救いなのか、大虐殺なのか――世界の原爆史観(井上泰浩)

  *コラム 三人の女性被爆者――世界に届いたメッセージ

2章)アメリカ――ニューヨーク・タイムズと原爆神話の変化、根づいた人命救済(井上泰浩)

3章)イギリス、カナダ、オーストラリア――世論転換と「敵国日本」の記憶(井上泰浩)

4章)フランス――核抑止力と核兵器廃絶のはざまで(大場静枝)

5章)ドイツ、オーストリア、スイス(ドイツ語圏)――記憶の政治と原爆・原発の類似性(ウルリケ・ヴェール)

6章)スペインの回想と糾弾報道、イタリアの忘却(ハヴィエル・サウラス)

7章)中国、台湾、香港――世論と政府の核政策の反映(藤原優美)

8章)韓国――「封じ込め」対「共通の安全」における原爆史観(金栄鎬)

9章)ラテンアメリカ――非核地帯化構想と批判的報道(吉江貴文)

10章)中東アラブ――〈現代の広島〉における関心と苛立ち(田浪亜央江)

11章)ロシア、北欧、アジア、アフリカ(井上泰浩)

12章)原爆報道にみる「核のタブー」(武田悠)

13章)核兵器禁止条約と人道的・段階的アプローチ――「核被災の語り」が拓く人新世の未来(太田育子)

  資料 世界の原爆報道一覧

  編著者、執筆者略歴

  あとがき

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