童謡・唱歌の美しい日本語

童謡・唱歌の美しい日本語

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出版社
実業之日本社
著者名
高橋こうじ
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2021年7月
判型
A5
ISBN
9784408421056

知っておきたい日本語の基礎知識

言葉を知れば、歌うことがもっと楽しくなる!!



【全44曲の歌詞と、200以上の言葉を紹介】

『朧月夜』『仰げば尊し』『八十八夜』『春の小川』『椰子の実』『紅葉』『ふるさと』『浜辺の歌』など



童謡・唱歌の歌詞は、“言葉の宝庫"です。

それがすでに頭の中にあるということは、実はすごいこと。

この本をガイドに、先人たちの遊び心、明治・昭和時代の暮らし、

そして、日本人の心と出会いましょう。



たとえば……



“からす"なぜ鳴くの…『七つの子』より

この一節、そして、あとの一節「かわいい七つの子が…」、

どちらも「かー」と音を響かせて歌い出します。

この音にはからすの鳴き声が重ねられており、私たちはこの歌をうたうたび、

自然とからすの鳴き真似をしていたのです。



“あおげば"尊し わが師の恩…『あおげば尊し』より

「仰ぐ」とは、尊敬する人から教えを受けること。

一方、「思い出す、振り返る」といった意味もあります。

この言葉からゆっくりと歌いだすことで、2つの意味が、混ぜた絵の具のように心に沁みます。



“さくら さくら" 弥生の空は …『桜』より

「さくら」と口ずさむとき、私たちの目には自然と「咲く」光景が浮かびます。

これは、偶然の出来事ではありません。

桜の語源は、「咲く」+「ら(=もの)」。桜の花は、枯れることなく美しい姿だけを見せて散る、

いわば「咲く」ものの象徴です。

「さくら」とくり返し口ずさむことでただようあの幸福感は、先人から私たちへの贈り物です。

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