アミガサタケ・チャワンタケ識別ガイド

アミガサタケ・チャワンタケ識別ガイド

取り寄せ不可

出版社
文一総合出版
著者名
井口潔 , 忽那正典
価格
3,850円(本体3,500円+税)
発行年月
2021年8月
判型
A5
ISBN
9784829972342

シイタケなどとはちょっと違う,”マニアなキノコ”を見分けよう!

よく生えてはいるものの,一般的なキノコ図鑑には少数しか収録されていないため,キノコとして認識されることが少なかったアミガサタケやチャワンタケのなかま約170種を紹介。正確に識別するために,顕微鏡でのチェックポイントも簡潔にまとめた。

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フランス料理に使われるアミガサタケは「子嚢菌」とよばれる菌類のなかま。
シイタケやシメジのように目につく大きさのものは少ないけれど,気をつけてみれば普通に生えていて,キノコの観察会では気づく人も多い。でも,図鑑にはあんまり載ってないし,形が似ていて見分けるのは難しい。そんな子嚢菌のなかま約170種を紹介。顕微鏡観察で確認できるポイントも解説した,本格的な識別入門です。

○黙殺されてた? アミガサタケ,チャワンタケ類
フランス料理の「モリーユ」,アミガサタケというキノコは,担子菌のなかまのシイタケやマツタケとはちょっとちがう,子嚢菌というグループに属します。同じ子嚢菌の冬虫夏草やカビの図鑑は目的別に発行されてきましたが,アミガサタケとその近縁のチャワンタケのなかまの図鑑はありませんでした。キノコの図鑑に収録される数も多くはなく,よく見かけるにもかかわらず,名前を調べにくいグループなのです。

○よく見かけるものを中心に,約170種の特徴を紹介
本書では,そんなチャワンタケ類約170種を紹介します。菌類をきちんと見分けるには顕微鏡による観察が必須なので,各種について,確認すべきポイントごとに,顕微鏡的な特徴も解説しました。

○野外であたりをつけ,持ち帰って詳しく調べるのに適した構成
生える場所別に大きさ順に並べた一覧写真,生態写真による肉眼的形態の解説,顕微鏡的特徴の解説の3部構成です。野外では,写真一覧であたりをつけ,生態図鑑で絞り込めます。標本を採集して持ち帰り,顕微鏡で観察すれば,より正確に識別できます。もちろん,標本の採集法なども紹介しています。

○焼け跡に生える,他のキノコに生える……不思議な生態も紹介
本書で紹介するきのこには,ツバキの落花だけに生えるもの,焚き火など燃えあとだけに生えるもの……と,不思議な生活を送る種類がたくさんあります。不思議な生態を紹介するコラムも随所に収録しました。

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