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記念碑的著作、待望の本邦初訳!
「仏教」は西洋の机上で誕生した?
〝異形の教え〟をいかに理解し受容したか、その言説空間に迫る。
今日用いられる「仏教」という概念。それは東洋発祥ではなく、植民地由来の文献を介した西洋による想像と願望の産物からはじまった?
一九世紀ヴィトクリア朝の英国人らによる仏教表象を分析し、称賛と蔑視・偏見・畏怖を交えながら、キリスト教などとは異なる「一つの宗教としての仏教」が構築される過程を、〈オリエンタリズムと宗教〉をめぐる問題系を踏まえつつ解明。
西洋近代の〝仏教創造〟を描いた記念碑的著作、待望の本邦初訳。
【目次】
はじめに
序 章
第一章 仏教の発見
第二章 仏教と「東洋精神」
第三章 ブッダ――神話から歴史へ
第四章 ヴィクトリア時代人と仏教の教義
第五章 ヴィクトリア時代の訓戒と仏教の実践
第六章 「盲目の異教徒」?
結 論
註
文献一覧
訳者あとがき
人名索引
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