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クソみたいな言語が、僕を男たちの肉体から遠ざける――。待望の新作長篇に川端賞受賞の初短篇をカップリング。東京への愛惜を抱きつつ大阪に暮らし、京都で教鞭を執る哲学者。「言語は存在のクソだ!」と嘯きながら、言葉と男たちの肉体との間を往復する。年下の恋人への思慕、両親の折々の言葉、行きつけのバー……「僕」を取り巻く時間と人々を鮮やかに描く表題作。ハッテン場と新宿2丁目の移ろいを辿る川端賞受賞作「マジックミラー」を併録。
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