本書収録の時代1955-1964年は、戦後の日本が状況を立て直して新たな文化を実らせていく、東京オリンピック開催までの期間にあたる。
新人作家たちが新たな活動領域を作り出し、新世代の批評家たちが彼らを評価して、美術ジャーナリズムの新機軸が生まれた。国際展への出品や海外作家や批評家たちとの交流も盛んになっていく。
当時のドキュメントをできるかぎり精査して編んだ本書の全十一章は、従来の通史を見直して「現代美術」への多角的な視野を開くための最良の手引となるだろう。
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