取り寄せ不可
今までの日本なら、お金のあるなしにかかわらず、老若男女誰一人見捨てられることもなく医療を受けることができた。しかし、コロナ禍の中、医療も逼迫し医療崩壊が差し迫っている今、最近聞きなれたトリアージという事態が現実味を帯びてきた。つまり、生存の可能性のない重傷者の治療が後回しにされるということもあり得る。
できたら、ドクターヘリはもちろん救急車にもなるべくお世話になるまいと決め、生きる権利や機会は、若い世代に譲って当然だと考える。老年を生きる私たちは、その時、何を選択し、どう生きるべきかを深く考えさせられる。
かつて一人の神父から教えられた言葉が忘れられない。
人間というものは、人間としてしたいことをするのではなく、するべきことをするのである。それが幸せである。
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