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昔から、人は死後の世界を空想し、死に対する不安や恐怖を抱いている。それは死後の世界が空想しかできない所だからだ。空想であれば天国や地獄など、いかなる世界をも想い描くことが可能なので、そこには天国しかないと考えることができればいいのだが、地獄もあると考えてしまえば、死後の世界に不安や恐怖を感じるのは当然のこと。例えば、死後、何ものかに生まれかわる「転生」という現象があり得たとしても「生前の個の記憶が転生後の個に引きつがれることはない」等の客観的事実にもとづいて、筋道を曲げずに向き合っていけば、それが現世的思考の枠内でしかなくても、いくらかでも合理性のある答えが得られるのではないかと思考を重ねた。しかし、空想しかできない死後の世界のことは、どの宗教宗派の描く来世像にも非合理や矛盾が入るのは避けられない。死後の世界の話は、合理性を求めると「矛盾」という迷路にはまってしまうのである。
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