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本書は,自然との乖離に追いやられた人が再び自然と調和・共存し,本来の人間性を回帰するための架け橋が何であるかを問いかける(序文より)[東京大学先端科学技術研究センター所長 神崎亮平]
「いつからだったろう、私の暮らす日本において、クラシック音楽は社会の中でのアイデンティティを確立できずにいる、いや、正確には見失っていると感じるようになっていた──。」
ヒト、社会にとって芸術とは何か。生きることに音楽は不要なのか。
認知能力のみで閉じられた状態から,感性を開き,芸術を表出させ問いつづけること。それこそが未来へのキーワードという著者。音楽家が体験する奇跡の世界,東大先端研での取組みについて紹介し,各分野第一人者らと教育,言語,テクノロジーなど分野を横断して対談,感性と音楽の可能性について探る。
東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター近藤薫氏著作の初の単行本化:
芸術考「感性の時代」,各界トップランナーたちとの「感性の対話」,好評連載音楽エッセイ「金のオタマジャクシ」収録
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【感性の対話者たち】
A .バッティストーニ氏(東京フィル・首席指揮者)
中邑賢龍氏(東京大学 先端研 特例教授)
佐々木理恵氏(NHK福岡放送局キャスター)
川﨑堅城氏(Bar The TRADマスター)
古橋洋人氏(楽天グループ株式会社 常務執行役員)
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