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10万人に1人の発症とされる精巣腫瘍.しかし,15~35歳の男性においては最も多い悪性腫瘍である.本書は,多くの疾患の診断に携わる病理医が,効率よく精巣腫瘍の知識を修得し,質の高い病理診断が行えるように,アトラスとしての特徴を最大限に生かすような構成となっている.「総論」では精巣腫瘍の分類,鑑別診断および標準的な治療などについて図譜を多用して解説.「各論」では,各疾患について「臨床所見」「肉眼所見」「組織所見」の見出しを設け,必要最小限の説明とともに,美麗かつ豊富な肉眼・病理組織写真を掲載した.精巣腫瘍に対する病理診断能力の底上げを図り,患者の予後の改善を目指した病理医必携の1冊.
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