OD>心的外傷の臨床

臨床心理学大系

OD>心的外傷の臨床

取り寄せ不可

出版社
金子書房
著者名
河合隼雄 , 空井健三 , 山中康裕
価格
8,800円(本体8,000円+税)
発行年月
2021年6月
判型
A5
ISBN
9784760880676

目次より

第Ⅰ章 総論:心的外傷の臨床   山中康裕
1節 DSM-ⅣにおけるPTSDの診断基準
2節 本書の構成と各章の特徴
3節 「基本的関係性原基」の成立と時代状況
4節 クライエントの人間性を尊重する態度

第Ⅱ章 心的外傷理論の批判的検討   河合俊雄
1節 心的外傷理論の流行
2節 心的外傷とフロイト
3節 心的外傷理論の復活の根拠
4節 心的外傷理論の問題
5節 治療における心的外傷
6節 心的現実論の問題
7節 心理学的差異へ

第Ⅲ章 摂食障害と心的外傷   山口素子
1節 摂食障害の一因としての心的外傷
2節 身体との関係
3節 成熟嫌悪説,成熟拒否説
4節 女性としての成熟嫌悪説,女性化の拒否

第Ⅳ章 抑うつと心的外傷   成田善弘
1節 心的外傷の概念
2節 外傷の症候
3節 外傷性障害としての境界例
4節 うつ病についての理論と外傷説

第Ⅴ章 アルコール・薬物依存と心的外傷   三和啓二
1節 喪失体験とアルコール・薬物依存
2節 ふつうに飲食している親からもさまざまな問題が生じる
3節 アルコール・薬物理論といじめ
4節 母親の愛へのこだわり,アルコール・薬物依存の世界をさまよう人々
5節 生存者としてのACが担うやくわり

第Ⅵ章 多重人格(解離性同一障害)と幼児虐待   一丸藤太郎
1節 多重人格(解離性同一障害)の診断基準
2節 多重人格の臨床像の特徴
3節 多重人格の診断と発症率について
4節 外傷性精神障害としての多重人格
5節 「古典的多重人格」と「現代的多重人格」

第Ⅶ章 境界例と心的外傷   伊藤良子
1節 境界例について
2節 「境界性人格障害」という疾患単位について
3節 「境界性人格障害」という疾患単位がもつ危険性
4節 「境界性人格障害」と「心的外傷」の関連性に関する研究
5節 フロイトの「心的外傷」と「事後性」
6節 境界例治療の2つの観点
7節 境界例の心理治療に向けて

第Ⅷ章 震災による心的外傷   森 茂起
1節 震災による心的影響
2節 臨床心理学的活動の一般的性格
3節 援助活動お3段階
4節 技法
5背 震災における援助者

第Ⅸ章 宗教集団に拘禁された子供の心的外傷   空井健三
1節 子どもたちのオウム教団内生活
2節 児童相談所における行動の変化
3節 子どもに特徴的な心的外傷について

第Ⅹ章 犯罪被害者のこころの癒し   岡田幸之
1節 犯罪被害者のこころの癒しの基本原則―有力化
2節 回復の過程
3節 治療者の立場と精神健康

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top