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音楽の富を詩に、といったマラルメの言葉を援用するなら、高木敏克さんの今回のこの詩集を読んで、凄まじいまでのプロット性、豊かな散文の量に圧倒された。まさに小説の富を詩に奪回しつつある詩集といっていいだろう。カフカや初期安部公房のエキスを彷彿させて、変容をキィワードに、ぐいぐい読者を誘い込む。その一方で、ことば遊びの要素など肌理こまかさも忘れない。あえて実存詩集と呼んでみたい。 (倉橋健一)
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