大正~昭和戦前期に「新官僚」として注目を集めた政治家
松本学の日記の翻刻版。昭和14年から貴族院の終焉までの9年間の日記
・内務省警保局長を最後に昭和9年に官歴を終えた松本は、貴族院議員(院内会派「研究会」)に。
・日中戦争を始めた近衛文麿や東条内閣に対してとりわけ厳しい目を向けた。
・日本文化中央連盟(文中連)を組織し、独自の文化運動を展開させていく。
「文化」運動の実践として、全村学校運動、建国体操運動に関与した。
・昭和20年5月23日深夜から翌朝にかけて松本宅も激しい空襲を受けたが、被災状況や懸命に消火活動 に当たる様子、空襲で逃げ惑う人々の姿を長文で綴っている。
・日記中にたびたび登場するテキヤとの関わりは松本の人脈でひときわ異彩 を放つ。
◎松本学とは
岡山県出身の内務官僚。静岡県知事、鹿児島県知事、福岡県知事、内務省警保局長、貴族院議員(勅撰・研究会所属)となり、戦後は中央警察学校長、港湾協会会長、日本河川協会会長、世界貿易センター会長などを歴任した。
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