他者の靴を履く

他者の靴を履く

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出版社
文藝春秋
著者名
ブレイディみかこ
価格
1,595円(本体1,450円+税)
発行年月
2021年6月
判型
四六判
ISBN
9784163913926

他者を学ぶこと、考えること、想うこと。
すべてはきみの自由のため。
ブレイディさんの熱い直球を受けとめろ!
――福岡伸一

差異を超克するすべを人類は持ち得たのか、
読み手の知性が試される一冊。
――中野信子

他者はあまりに遠い。“共感”だけではたどり着けない。
ジャンプするために、全力で「考える」知的興奮の書! 
――東畑開人

「文學界」連載時から反響続々!
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』に次ぐ「大人の続編」本。

「わたしがわたし自身を生きる」ために――
エンパシー(=意見の異なる相手を理解する知的能力)
×アナキズムが融合した新しい思想的地平がここに。

・「敵vs友」の構図から自由に外れた“エンパシーの達人”金子文子
・「エンパシー・エコノミー」とコロナ禍が炙り出した「ケア階級」
・「鉄の女」サッチャーの“しばきボリティクス”を支えたものとは?
・「わたし」の帰属性を解放するアナーキーな「言葉の力」
・「赤ん坊からエンパシーを教わる」ユニークな教育プログラム…etc.

“負債道徳”、ジェンダーロール、自助の精神……現代社会の様々な思い込みを解き放つ!
〈多様性の時代〉のカオスを生き抜くための本。

商品レビュー

評価
★★★☆☆
公開日
2021年8月9日

エンパシーって何?

◾️【他人の靴を履く(著者:ブレンディみかこ)】
2021年6月30日出版

○トータルおすすめ度 3☆☆☆★★
○大学生のおすすめ度 3☆☆☆★★

・約300ページ
・使用時間:5時間
・自分の本書のペース:10ページ/10分

①おすすめ度(全体&大学生)と
②読むのにページあたりどれくらいかかったか
 読書ペースを載せてみます(自分遅めです(*´∇`*))
 少しでも参考になりましたら。

●紹介本文
 【ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー】で一躍有名になったブレンディみかこさん
 本書は『ぼくは〜 でたった4ページしか触れなかったのに、そこから1人歩きし、まるで表題となってしまったと著者も語る『エンパシー』について着目した内容。

 『エンパシー』って何?
『シンパシー』と比較してみるとわかり易いかも
『シンパシー』が他人の気持ちが痛いほど共感できる、みたいに感情が湧いてくるものだとしたら
『エンパシー』はその気持ちを理解するために身につける能力、「その立場ならどうだろうと想像してみる知的作業」
 それを『他者の靴を履く様なもの』と表現してタイトルとなっている

 長くイギリス在住の著者ということもあり
かなりの価値観、思想、右寄り左寄り、○国では〜かたや◯国では〜と飛び交う
 慣れてない自分には、疲れた1冊でした。
本は著者と対話するもの、に基づけば、リアル世界では話さないタイプの人としっかり濃い話をしました。

 おかげで、新たな気づき、価値観はいっぱい

▪️日本では『他者視点取得』が教育の現場で「こんなことしたら◯◯ちゃんはどう感じると思うの?」と叱り文句で使われる、でなく『赤ちゃんの様子をみて、今この子は何を考えているんだろうね?』とリラックスした状態できいてみたら理解力はプラスにうごく

▪️『ロミオとジュリエット』を授業ですすめているのだか、宿題が面白い
・先週は男女問わず「ロミオになり切ってラップ調のラブレターを書く」
・今週も男女問わず「ジュリエットになり、自分のメタファーを入れクラシックなラブレターを書く」

 多様性と分かった気になって使わず
いろいろなことがある事を知るためにも、オススメの1冊

●好きなフレーズ
①シンパシーのいいね!はたくさん押して、押されているのに、エンパシーの荒野になりがちな場所。それがsnsてはなかろうか

②自立のスプリットが潰され、自助の義務だけが残る社会なんてどれほど抑圧的だろう

③愛とは能力であり、技術であると書いた。
それは「落ちる」といった感情的なものではなく、意志的、能動的に「踏み込む」ものであると

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