百間、まだ死なざるや

百間、まだ死なざるや

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出版社
中央公論新社
著者名
山本一生
価格
3,960円(本体3,600円+税)
発行年月
2021年6月
判型
四六判
ISBN
9784120054396

「風といふより、音ぢやないですか」――没後50年を迎えた内田百間の残した作品と戦前・戦後の膨大な日記を、稀代の日記読みが丹念に読み込む初の評伝。「恋文」「恋日記」の時代から結婚、そして別居、学生たちとの深い交流、高利貸しとの付き合い、飛行機と船と汽車、名作誕生の経緯など、周辺の事実と照合しながら、その「わがまま」な人生を再構築する。なお、「百間」の号は出身地・岡山の百間川に由来し、当人も戦中のある時期までは「百間」を使っていたので、本書では「百間」で統一する。




序章  ロッパ日記から百間日記へ


第一章 捨て子の母、野心家の父


第二章 初恋日記


第三章 素琴先生と仲間たち


第四章 此縁談調へ難し


第五章 百間成婚、君に先んぜらる


第六章 帝国大学は出たものの


第七章 漱石先生の死


第八章 海軍機関学校とスペイン風邪


第九章 大正八年春、家計破綻す


第十章 豚小屋の法政大学


第十一章 『冥途』と隣家の殺人事件


第十二章 関東大震災と高利貸


第十三章 債鬼におわれて三千里


第十四章 芥川の死と砂利場の日々


第十五章 法政航空研の「陽気な秘密」


第十六章 百間の空想は偉なり


第十七章 法政大学の空騒ぎ


第十八章 『百鬼園随筆』と風船画伯


第十九章 二二六事件から「相剋記」へ


第二十章 事変前夜の桑原会


第二十一章 支那事変と「東京日記」


第二十二章 日本郵船の夢獅山房


第二十三章 太平洋戦争と錬金術


第二十四章 東京焼盡、滂沱の涙


第二十五章 掘立小屋からの脱出


第二十六章 サラサーテの盤に阿房列車


終章 摩阿陀会の黄昏

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