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経営に携わる「取締役」には、従業員とは異なる取扱いがたくさんありますが、特に大きく違うのは、取締役には、会社に損害を与えず、会社のために忠実に業務を遂行しなければならない義務があり、損害を与えた場合には賠償責任があるということです。したがって、取締役に就任するときは、会社法など法律上の任務、役割から責任、権限までしっかりと身につけておく必要があります。
本書は、取締役になるにあたって十分な知識もない人向けに、法律・実務知識から知らなかったために思わぬ責任を取らされないための実用・応用知識まで、これだけは知っておきたいポイントをやさしく解説した本。取締役になる前に絶対に読んでおきたい1冊です。
取締役にとって最も重要な法律である会社法のうち、特に取締役に関係する事項について改正があり、今年3月から施行されています(一部は平成4年中の施行予定)。改正内容は、株主総会、取締役の報酬、役員の保険契約、会社費用の補償、社外取締役の活用など多岐にわたっており、取締役は当然、知っておく必要があります。そこで、内容を全面的に見直し、<改訂2版>として発刊することとしました。
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