市朗怪全集 9

<CD>

市朗怪全集

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出版社
パンローリング
著者名
中山市朗
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2021年6月
判型
B6
ISBN
9784775988787

汚い部屋(17分)
ある専門学校生が、友人の部屋に遊びに行くとそこは汚部屋だった。 しかし本棚の中だけは埃一つなく片付いている。 友人は「女が片付けてくれている」と言う一方で、その女の正体は知らないという。 二人でその正体を見てみようとしたが。
短い蝋燭(7分)
ある主婦が祖母と話をしていると「あの子の蝋燭、短いねん、三歳かな」と言って、祖母が消えた。「あっ、おばあちゃん、去年死んだやん」 そうなると、祖母の言葉が気になって来た。 長男の三歳の誕生日の翌日、それは起こった。

旧家の夜(8分)
ある人が京都郊外の友人宅に泊まった時の事。 夜中、なんとなく違和感を覚えて目を覚ましたその真っ暗な部屋の中に、何かがいる。 おぼろげに見えてきたのは、幾多の亡霊たち。 朝、そのことを友人と家族に話してみると、意外な反応が。

ホスト(18)
ある女性の元に贔屓にしているホストから電話があった。 酔っぱらっていて「車を運転して神戸の家へ送ってほしい」と言う。 女性は言われたとおり、ホストを助手席に乗せて神戸に向かうが、その先で彼女はとんでもない異界を見るのだった。

拉致された(16分)
天体観測の為、とある山に来たある家族。そこに山には似つかわしくない軽装の若い女性が現れる。「風呂からの帰りに拉致され、ここにいる」と言う。 すぐに女性を保護して警察に通報したが、後に警察からこの女性について信じがたい正体を聞かされることになる。

カエシテ(7分)
俳優のKさんが、いつも通りかかる交差点に、枯れた花が手向けたままになっているのを見つけ、取り換えた。「ええことしたな」と少しいい気分になった。 ところが、その直後から謎の女がガラスや鏡越しに見えるようになり、やがてさらに女が何かを言っていることに気がついた…。

サキダキョウコ(13分)
僧侶の資格を持っているHさんのもとに一本の電話があった。 相手は知り合いFさんという男性だったのだが、彼は妙なことを言って電話を切った。 心配になってFさんの家に行ってみると、彼は無事だったが「昨日、墓場で寝ていると奇妙なことが起こった」などと言う。

一家四人(15分)
ある女性は、若いころ心霊スポット巡りが趣味だったという。 その日も友人数人と、「出る」と噂のトンネルへと入ってみた。 しかし怪異らしい怪異は起こらなかったが、トンネルを抜けたところに家が建っているのを見つける。その二階から、電灯を逆光にして一家四人がこっちを見ている。 うるさい自分たちを咎めているとその時は思ったが、後にトンネルではなくその家がスポットだとしらされ…。

赤い手袋(15分)
ある女性が、幼いころ父と一緒に雪の積もる山に登った時のこと。 片方だけの真赤なニットの手袋を拾った。何気なく持ち帰って母に見せると何故か泣き出したのだという。 訳を聞くと、これは亡くなった幼友達のものに間違いないという。 母は戦後間もなくの

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