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1970年代から90年代にかけて、日本各地の自然や風景をとらえた写真家・前田真三。
とりわけ美瑛町を中心とする北海道の四季折々のイメージは広告やカレンダーで爆発的な人気を博し、日本人が抱く北海道の心象風景として定着してきたといっても過言ではありません。
前田真三が初めて美瑛の丘を訪れたのは、今から50年前の1971年のこと。以来20年以上に渡り撮影した無数の写真から、丘の風景を新たな視点でとらえ直した写真集です。
編集と装丁を手がけたのは、前田真三の孫で、写真家・アートディレクターとして活躍する前田景。
さまざまな丘の稜線をグラフィカルにつなぐことで、季節や時代を越え、ページからページへと丘がつながり、写真家と旅をするような一冊ができあがりました。膨大なポジフィルムを前に過去から現在へ祖父と孫がつながった、丘を吹き抜けるおおらかな風を感じてください。
*2023年5月に第2版を刊行しました。刊行するにあたり、諸経費の高騰のため、価格改定を行いました。2021年5月に発売した初版(本書)と内容は同じですが、ケースのデザインを変更したため、新たなISBN表記となりました。市場に流通する[旧価格]表記の商品はそのままの価格で購入いただけます。
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