唐長安大明宮 下巻

唐長安大明宮

取り寄せ不可

出版社
科学出版社東京
著者名
楊鴻□ , 向井佑介
価格
25,300円(本体23,000円+税)
発行年月
2021年5月
判型
A4
ISBN
9784843360224

大明宮は、唐国の長安を代表する宮城のひとつである。唐の太宗李世民が造営を開始し、続く高宗の時代から皇帝の正式の居住地となった。以来、200年にわたって唐王朝の政治・儀礼・外交の中枢として重視された。その遺跡全体が近代まで比較的よく保存されており、半世紀あまりにおよぶ唐長安城の考古学的調査は、大明宮を中心として進められてきた。本書はそれらの考古学的知見と諸文献の整理をふまえて、建築史・建築考古学の視点から、往時の大明宮のすがたを鮮やかに描きだす。 本書を特徴づける豊富な建築復元図は、一枚一枚が厳密な学術的考証をふまえているばかりではなく、芸術的鑑賞に堪える見事な出来となっている。近年の大明宮を含む唐長安城の考古学的発掘成果と歴史文献の記述を丹念に整理・検証した本書は、まさに大明宮の全容を明らかにした唯一の書である。

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