昭和史の真実

PHP文庫

昭和史の真実

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出版社
PHP研究所
著者名
渡部昇一
価格
1,210円(本体1,100円+税)
発行年月
2021年6月
判型
文庫
ISBN
9784569901381

なぜ日本人は戦争を選ばざるをえなかったのか。

終戦から70年以上が過ぎて、各国の非公開資料が公開されるようになった。

例えば、ノモンハン事件で日本軍は大敗したとされていたが、ソ連崩壊後に公開された記録では、日本軍の戦車の損失は29台、飛行機の損失が179機。ソ連の損失は、戦車・装甲車両が800台以上、飛行機の損失が1673機となっている。

ほかにもマッカーサー元帥は、1951年5月、上院軍事・外交合同委員会で、
「彼ら(日本)が戦争に飛び込んでいった動機は、大部分が安全保障の必要に迫られてのことだったのです」
と証言している。詳細は、本書400ページ。

「戦争をしたがる日本人が馬鹿な戦争を始め、彼らのせいで罪なき日本人が戦地で無残な死を遂げ、空襲で焼かれ、ついには原爆を落とされて負けた」というような、一方的な話でなく、あの当時、相手側が何をし、なぜ日本は敗戦に至ったのかを知らなければ、歴史の教訓は得られないだろう。

『本当のことがわかる昭和史』を改題。

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