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<不安の正体と脱却への道>
不安とは、「未知、制御不能なものをコントロールしようとする時に起こる心の動き」とされています。
それはコントロール不可能とされるもので、古代ギリシアでも楽観的に向き合う姿勢は捨てるべきとされてきました。
では、私たちに不安を克服する術はないのでしょうか――。
本書は、パンデミックや災害などによる不安が社会全体を覆う今、アドラー心理学の第一人者で孤高の哲学者である著者が不安の正体を問い直したものです。
社会の不安のみならず、今この瞬間も多くの人が抱えている対人関係や仕事、病、死への不安を取り上げ、その原因と脱却への道を模索しました。
キルケゴール、アドラー、三木清などの思想を手がかりに、不安に囚われず前を向く道を示します。
第一章 不安の正体
第二章 パンデミックと不安
第三章 対人関係の不安
第四章 仕事の不安
第五章 病気の不安
第六章 老いの不安
第七章 死の不安
第八章 どうすれば不安から脱却できるか
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