幻の将軍

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出版社
二見書房
著者名
氷月葵
価格
770円(本体700円+税)
発行年月
2021年6月
判型
文庫
ISBN
9784576210797

十八歳の聰明で壮健な次期将軍の身に何が?
御庭番宮地加門は……。

将軍家治の後継・徳川家基、鷹狩りの帰途、東海寺で…。いったい誰が何を策して?
街で噂をま 撒く男を追うと、もう一人の幻の将軍の影!

十代将軍家治と正室のあいだで生まれたのは姫ばかり。
跡継ぎの不在を案じた老中の田沼意次は家治に側室をすすめ、意次の選んだ於知保が男子を産み、家基と名付けられた。
家基は年が明けて十八歳、聰明で壮健な跡継ぎとして成長。
その家基が鷹狩りの帰途、品川の東海寺での中食後、急に腹の不快を訴えられ、回復の兆しがないゆえ、城に戻ることになって……。


◆ 著者について
氷月 葵 ひづき・あおい
東京都生まれ。出版社勤務などを経て、フリーライターとして独立。
秋月菜央の筆名で『虐待された子供たち』(二見書房)、『Relax in Blue』(経済界)等、
福知怜の筆名で『タイタニック号99の謎』(二見書房)など、歴史、心理、ドキュメント系などの著書を多く執筆する。
小説では第四回「北区内田康夫ミステリー文学賞」において「師団坂・六0」筆名・井水怜で大賞を受賞。


◆ 好評既刊
婿殿は山同心 全 3 巻
公事宿 裏始末 全 5 巻
( いずれも二見時代小説文庫 )

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