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奥大道(おくだいどう)。中世の鎌倉と陸奥外浜を結ぶ、全長約750キロにおよぶ中世最長の道だ。沿道には渡河点、関所、城館、寺社、町屋、集落、枝道などの諸施設が随所に営まれ、奥大道が各地にもたらす政治・軍事・経済・文化の諸方面にまでわたる影響力は計り知れない。といわれつつも、具体的なことはよくわかっていない奥大道の実相を、本書では、史料読みと発掘情報をもとに迫り、歴史的な重要性をうきぼりにする。
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