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理解を深め、前向きに治療に取り組むために
改訂版では、パニック障害の最新の治療法のほか、患者さんが規則正しい日常生活を送るための
さまざまな工夫やポイントをより具体的に取り上げました。
「パニック障害をさらによく知るためのQ&A」を新たに設け、他症状との見分け方、発作が起きたときの対処法、
抗うつ薬・抗不安薬の使い分け、薬の飲み合わせや依存性について等、より知識を深めて頂けます。
パニック障害は、心にも体にもトラブルが起こる病気です。
中心的な症状は動悸やめまい、呼吸困難などの「パニック発作」で、強い不安や恐怖といった精神症状があらわれます。
発作をおそれる「予期不安」や、一人で外出ができなくなる「広場恐怖症」、
2次的にうつ状態におちいると「パニック性不安うつ病」などの症状をともなうこともあり、生活にさまざまな支障をきたします。
治療は、抗うつ薬や抗不安薬などによる薬物療法、患者さんの心理的な面にアプローチする認知行動療法などの精神療法が中心ですが、
回復のためには、家族や周囲の人々の理解と協力が不可欠です。
家族や周囲の人は、患者さんをどのように支えていくか行動・環境・症状ごとの対処法も詳しく解説、
最終章では回復のプロセスとして、症例集を設けました。
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