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嗚呼、怪し。現代版『夢十夜』
ショートショートの名手、阿刀田高が贈る
夢と現実(うつつ)のあわいに現れる、日常の恐怖を描いた珠玉の短編集。
黒髪の美しい、不思議な女の後を追って……「黒髪奇談」、かつて「殺したい人、いますか」そう尋ねた孤独な少女……「向日葵の夢」、暗い土蔵のなかに捨て置かれた鏡、その中で蠢くものは……「鏡の中」、同じ夢を見る。他人には言えない秘密を持った日には……「白い部屋」など全12編。
【著者略歴】
阿刀田 高(あとうだ たかし)
1935年東京生まれ。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞を、『ナポレオン狂』で直木賞を、1995年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。2003年紫綬褒章、2009年旭日中綬章受章。著書多数。
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