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2019年版ベトナム統計年鑑のデータからは、2021-2025年までの社会経済開発目標にも反映されている以下の問題、変化を読み取ることができる。すなわち1)農業主体の経済から工業、サービス業主体の経済へと転換を促すこと、2)民間企業の活性化、3)不安定な国際経済依存への反省と潜在的な国内市場開拓としての都市化の進展、4)生産量重視から品質重視の高付加価値農業への転換、5)自然災害に適応する農林漁業の展開、6)金融・保険市場の発展、7)文化的価値の重視、などである。
また2019年版ベトナム統計年鑑では国民経済計算の章に銀行業のデータが、文化・スポーツの章に歴史・文化遺産のデータが新たに加わった。前者については近年のベトナムにおける金融市場の発展、工業化の中で間接金融を担う銀行の役割が大きいことを反映しているといってよいであろう。また後者については2020年10月にNational Council for Cultural Heritage(NCCH)の発足が首相により決定されたように、経済面のみならず社会文化面での発展も重視する政府の方針を反映したデータといえる。
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