蔗軒日録・盲聾記

尊経閣善本影印集成

蔗軒日録・盲聾記

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出版社
八木書店古書出版部
著者名
前田育徳会尊経閣文庫 , 川本慎自 , 末柄豊
価格
40,700円(本体37,000円+税)
発行年月
2021年5月
判型
A4
ISBN
9784840623766

●蔗軒日録
 室町時代中期の禅僧、季弘大叔(一四二一~八七)の日記。文明十六年~同十八年(一四八四~八六)が現存する。応仁・文明の乱当時の堺や遣明船に関する記述、連歌師宗祇との交遊など、政治・社会・文化を知る貴重な史料である。
 尊経閣本は東福寺の剛外令柔(?~一六二七)が書写した唯一の古写本で、大日本古記録『蔗軒日録』の底本である。

●盲聾記
 室町時代後期の医師、丹波保長(生没年未詳)の日記。永正十七年(一五二〇)正月~六月が現存する。細川高国と同澄元との抗争にかかわる記事が詳しい。また医者の日記は珍しく、調剤・診療など他の記録からうかがえない独特の内容も多く、極めて貴重である。

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