奇界遺産 3

奇界遺産

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
エクスナレッジ
著者名
佐藤健寿
価格
4,180円(本体3,800円+税)
発行年月
2021年5月
判型
A4
ISBN
9784767828916

"『奇界遺産』七年ぶりの集大成・奇妙な世界をめぐる、狂気の旅

2010年に刊行され、現在も版を重ねるヒット作『奇界遺産』シリーズ、7年ぶりの続編。
今作では北朝鮮のマスゲーム、アメリカのバーニング・マン、北極の少数民族ネネツ、
日本の軍艦島をはじめ、幅広いジャンルの世界各地の奇妙な文化を収録。

アートディレクション&デザイン:古平正義 解説:横井雄一郎(TBSテレビ)

【本書より抜粋】
私は一般にラスコーの洞窟壁画に象徴される、人間の<余計なもの>を作り出す想像力や好奇心こそが、
人類を駆動させてきた力そのものではないかと、ずっと考えている。
その結果生まれたものたちを『奇界遺産』と呼んでいるわけである。
それは洞窟にはじめて壁画を描いたホモ・サピエンスの閃きであり、
イースター島を目指して海を渡った人々の意思であり、
月を見るために宇宙ロケットを考えたツィオルコフスキーの情熱である。
あるいは密林で不可思議な仮面をつける部族の踊りであり、奇妙な彫像が立ち並ぶ庭園の眺めであり、
北極でトナカイと暮らす人々の祈りであり、死者と交信して語らう老婆の言葉である。
その力は人間の生存には不要だが、きっと存続のために必要な何かであった。
本書は、そんな人類最大の無駄、あるいは人類最大の天賦が生み出した奇妙な世界──奇界をふたたび駆け巡った、長い旅の記録である。

【掲載内容の一部】
・ポップでダークな「桃源郷」(北朝鮮) ・緑に飲み込まれた漁村(中国) ・「廃墟の王」(日本)
・ 「世界の果て」の遊牧民族(ロシア) ・泥に埋もれた村(インドネシア) ・砂漠に出現する「架空の街」(アメリカ)
・劇的人工絶景世界(中国) ・珍建築一帯一路(中国) ・囚人の古代予想図(キューバ) ・「地獄の扉」(エチオピア)
・大富豪の奇想の庭園(メキシコ) ・世界一怖いモーテル(アメリカ) ・国家公認「超能力者」育成学校(ロシア)
・革命的盛り上げ装置(台湾) ・ディストピア装置(キューバ) ・異次元オペラ(北朝鮮) ・人類最古の葬礼(インドネシア)
・エキゾチック来訪神(日本) ・死者を担ぐ奇祭(マダガスカル ) ・奇妙な精霊(パプア・ニューギニア)
・人類保管計画(ベネズエラ) ・幽霊の教会(チェコ ) ・20世紀最大の怪物(イギリス) ・死体農場(アメリカ)他

■著者
佐藤 健寿(さとう・けんじ)
フォトグラファー。世界各地の""奇妙なもの""を対象に、博物学的・美学的視点から撮影・執筆。
写真集『奇界遺産』『奇界遺産2』をはじめ、著書に『世界の廃墟』など多数。近刊は米デジタルグローブ社と共同制作した、日本初の人工衛星写真集『SATELLITE』、
『TRANSIT 佐藤健寿特別編集号~美しき世界の不思議~』、『世界不思議地図 THE WONDER MAPS』など。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top