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日本には、目の醒めるような色がある!「第3回写真出版賞」大賞受賞作。空の色、風の色、雲の色、水の色、草木の色……。景勝地、日光の季節がうつろう105点の写真と、それぞれの風景のなかに浮かび上がる日本の伝統色105点を掲載した、色の図鑑。古来、日本人が自然の中から生み出し、染色技術の発展とともに育んできた多くの色は、桜色(さくらいろ)、茜色(あかねいろ)、萌黄色(もえぎいろ)のように身近な植物から生まれ、いまも私たちの暮らしのなかに息づいています。さらにこの国には、思色(おもいいろ)、椋実色(むくみのいろ)、掻練(かいねり)といった、あまり知られていない繊細でゆかしいあまたな色があふれています。そうした伝統色と色名のゆかしさを、写真に添えて紹介。著者による色の解説や、著者自ら詠んだ俳句も掲載し、詩人・永方佑樹の詩も寄り添った、贅沢な仕上がりの一冊です。
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