ディアンジェロ《ヴードゥー》がかけたグルーヴの呪文

ディアンジェロ《ヴードゥー》がかけたグルーヴの呪文

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出版社
DU BOOKS
著者名
フェイス・A.ペニック , 押野素子
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2021年5月
判型
B6
ISBN
9784866471440

耳に取り憑く、呪術的グルーヴの快楽(エクスタシー)に溺れる。

ブラック・フェミニストの著者が現代の視点から読み解く、R&Bの金字塔。



■幼少期に教会で歌ったゴスペル・ミュージックからの影響など、ディアンジェロのルーツを探る。

■エレクトリック・レディ・スタジオでの音楽的実験とソウルクエリアンズ。

■「Untitled (How Does It Feel)」の突然の幕引きが意味するものとは?

■男性原理にスポットライトを奪われた、『Voodoo』陰の立役者。

■「セックス・シンボル」として祭り上げられることの代償。

■『Voodoo』だけでなく、デビュー・アルバム『Brown Sugar』や最新作『Black Messiah』も考察。

■日本語版には、1995年のディアンジェロ来日に同行した訳者・押野素子のあとがきと木津毅による解説を収録。





〈目次〉

過去は現在の序章(プロローグ)



第一章 呪文は唱えられた

第二章 ホーム・クッキング――男性原理にスポットライトを奪われた愛しい人

第三章 グルーヴを探して――画一的な拍子はお断り

第四章 悪魔のパイ――“盗まれた土地”=アメリカで搾取される、“盗まれた肉体”=黒人男性のサヴァイヴァル

第五章 内なる乙女が歌い上げる愛と官能

第六章 “題名のない”ヴィデオに殺されかけたR&Bスター

第七章 良作は口に苦し――《Voodoo》の評価をめぐって



エピローグ――黒い救世主(ブラック・メサイア)の降臨と、果たせなかった「聖なる三位一体」の夢



マイケル・アーチャーの呪文(スマイル)にかけられて――訳者あとがき

解説 「男らしさ」の呪縛を解き放った《Voodoo》の先見性 文=木津毅

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