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出雲でのフィールド・ワークを終えた橘樹雅は、
「出雲の本質は奥出雲にある」という
指導教官・御子神伶二のひと言で、奥出雲へ向かうことに。
調査を進めるうちに「縁結び」の神々の地だと思っていた出雲の印象が変わっていく。
八岐大蛇(やまたのおろち)の正体に気づいた雅は、正史に書かれない敗者の残酷な運命に戦慄する。
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