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コンパッションは,日本語では思いやり,慈しみ,慈悲などと訳されることが多いが,コンパッションの持つ優しさや温かさの背景には,深い悲しみや重々しい嘆き,苦しみがある。治療者もクライアントも関係なく,私たちは生ある限り多くを失い,悲しみを経験する。本書は治療者が訓練のためにコンパッション・フォーカスト・セラピー(CFT)を体験できるようになっているが,CFT を体験するということは,優しさや温かさだけではなく,恐怖や悲しみも引き受ける覚悟と勇気を必要とする。読者は本書を通して,「自分を思いやりましょう」と聞こえの良い言葉を空疎に並べる治療者ではなく,自分が今ここで感じている感覚を元にして,確かな言葉を伝えられる,そんな治療者に近づくことができるであろう。
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