1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
明治以降の近代化の過程において、特定の時代に栄華を極めた産業の姿をとどめる遺構や遺跡は、日本の産業の歴史を後世に伝える貴重な遺産として近年見直されている。本書は、経済産業省が選定した「近代化産業遺産群33」(33はカテゴリーの数。その後44カテゴリーに増えている)のなかから特に見ごたえのある遺産群を紹介する産業遺産ガイドブックだが、一般の人にも興味をもってもらえるよう美しい写真を中心に誌面を構成、また、難解な専門用語などは極力排し、その遺産の概略が容易に理解できるやさしい解説を心掛けている。
■主なカテゴリ別に構成
1 赤煉瓦 2 港湾開発 3 観光 4 食品産業 5 造船 6 製鉄製鋼 7 炭鉱油田 8 大鉱山 9 鉱山 10 水力
■女性や中高生にも手に取りやすい内容
これまでの産業遺産本は当時の産業を詳細に解説する非常に専門的で素人には難解な内容のものが多かったが、本書は専門知識がなくても遺産の概要が理解できるよう、やさしい編集を心掛けている。また、写真の見映えやデザイン性も重視し、女性や中高生にも手に取りやすい内容を意識している。
【著者】
・黒沢永紀(くろさわ ひさき)
音楽家・産業廃墟作品制作集団「オープロジェクト」所属。2003年、軍艦島に感銘を受けたクリエーターたちで産業廃墟作品制作集団「オープロジェクト」を結成。10年以上にわたり、軍艦島を映像、書籍、ウェブ、エキシビション、イベントなど、あらゆるメディアを通して伝えてきた軍艦島伝道師。著書『軍艦島全景』『軍艦島超景』『軍艦島入門』ほか監修多数。
・前畑洋平(まえはた ようへい)
産業遺産コーディネーター。2009年にNPO法人J-heritageを立ち上げ、全国の産業遺産でツアー見学会、保存活用のイベントなどを行っている。フォトグラファー、ライターとしても活躍。全国近代産業化遺産連絡協議会、鉱石の道推進協議会、近畿産業考古学会に所属。総務省地域力創造アドバイザーなど。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。