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巨龍はついに世界を呑み込むのか
中国のプレゼンスに対する危機意識(チャイナリスク)は「外国企業が中国国内で活動する際の不確実性と落とし穴」という従来の定義から「国際社会でのなりふり構わぬ挙動に世界はどう対峙するか」へとフェーズが大きく変わった。
新旧体制が複雑に混在しつつも覇権奪取へと邁進する強国の実態を中国人エコノミストが切れ味よく解説する本格的現代中国論。
▼疾走する“奔馬”はどこへ向かうのか。
▼覇権国へと一気に躍り出ようとする習近平政権の戦略とその行方を、複眼的視点から精緻に分析する。
中国とビジネスを行う企業にとってだけでなく、国際社会にとって、日本やアジアにとって、そして中国自身にとっても「チャイナリスク」の定義がいま大きく変わりつつある。この動向に対して、中国人エコノミストの視点から、経済的アプローチだけでなく、政治的・歴史的・文化面など多彩な角度で考察を加えていく。
前著『中国「強国復権」の条件』は、「来日以来30年を経て、著者が改めて母国に送る忌憚のない建議書」と高く評価されたが、本書はさらによりスケールアップした内容となっている。
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