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「…もう村では生きられん。こんな状態やのに年貢は増えるばかり。遅かれ早かれ、わしらは死ぬしかないんや」
「それならその命、わしに預けてくれんか」
西日本で成功した一揆の代表として知られる武左衛門一揆、しかしその史料はすべて武士の立場から書かれたものである。本書は、桁打に身をやつし、ちょんがり唄の門付けを装い仲間を募り、村人を一揆に導いたとされる武左衛門を主人公に、ともに起ち上がったそれぞれの立場の人間たちを活き活きと描く。成功した一揆として歴史を刻みながら、覚悟の悲劇に向かう人々の姿が情感豊かに描かれる。
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