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壮年期は読売新聞を舞台に宗教ジャーナリストとして健筆をふるうが、国粋主義的な宗教団体から受けた暴行による大患を機に、後半期は独自の教会論や聖餐論を展開して熊野義孝や桑田秀延に高く評価された牧師・神学者、逢坂元吉郎(1880-1945)。
日本キリスト教史上に異彩を放ちつつも、大勢からは顧みられることの少なかったこの人物の生涯と思想を、著者の半世紀に及ぶ研究の成果に基づいて書き下ろした意欲作。
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