児童虐待における公認心理師の活動

児童虐待における公認心理師の活動

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出版社
金剛出版
著者名
日本公認心理師協会 , 髙橋幸市 , 徳丸享 , 増沢高
価格
3,740円(本体3,400円+税)
発行年月
2021年5月
判型
A5
ISBN
9784772417877

児童虐待の深刻な状況に警鐘が鳴らされて久しい。当初は発見が容易な身体的虐待やネグレクトへの対応が主であったが,近年は面前DVに代表される心理的虐待もその対象として増大している。この間,政府や地方自治体においてはさまざまな法律改正や施策を実施し,都道府県域をエリアとする児童相談所一極体制から,住民の生活に身近な市町村もその実施体制として組み入れる二極体制へと支援体制の改編が始まった。

また,虐待被害の結果,家庭から離れ社会的養護に移行する際にも施設養護から,家庭養護の推進が目標とされ,多用な変化が進行している。
その中で国家資格である公認心理師が誕生し,児童福祉の分野においては,児童虐待の早期発見,虐待の被害状況や児童の特性の把握を通じて回復の支援に当たり,また虐待を生む家族力動の理解と再発防止の手立て,児童の権利擁護,社会的養護の中での成長支援など多くの点から貢献が求められている。

こうした社会状況や制度の変革期において,求められる公認心理師の活動の指針となり,展望を示すことを願って企画した本書の構成は,次のようになっている。第1部は児童虐待に関する生物?心理?社会モデルに対応した理論編,第2部はこれを受けて医療・教育・福祉・司法分野における支援,あるいは複合した要因が関連する支援,分野横断的な支援について述べられている。第3部は現場の状況に精通した執筆者による個別事例の詳細な報告で,支援を実践する際の方法やケースを理解するための枠組みとして有用である。

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