平成くん、さようなら

文春文庫

平成くん、さようなら

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出版社
文藝春秋
著者名
古市憲寿
価格
682円(本体620円+税)
発行年月
2021年5月
判型
文庫
ISBN
9784167916886

社会学者・古市憲寿、初小説!


安楽死が合法化された現代日本。名前もあいまって、メディアで「平成(へいせい)」を象徴する人物ともてはやされる「平成(ひとなり)くん」は、時代の終わりとともに安楽死したい、と恋人・愛に告げる。愛は受け容れられぬまま二人の最後の日々を過ごすのだが――。いまの時代を生き、死ぬことの意味を問い直す芥川賞候補作。著者の新たな用語注解付き。


著者の初小説にして 芥川賞候補作

「ねえ平成くん、なんで死にたいと思ったの?」


●平成くん――安楽死を望む、1989年1月8日生まれの29歳男子

●愛――1989年に誕生した女の子のうち最もポピュラーな名前を持つ、平成くんの恋人

●ミライ――ロシアンブルーの老猫

「平成」最後の1年間、それぞれの生と死とは

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