自然哲学
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東アジア科学の総体あるいは個別理論に対して個性的な研究を展開し、思想史的アプローチによって科学文明の本質を探り続けた山田慶兒。単行本未収録の論文から未発表原稿まで、氏の学術的業績の全貌と魅力を明らかにする。主要著作は著者による補記・補注を加えそれぞれ定本とし、各巻に解題・月報を付す。
初回配本第1巻は「自然哲学Ⅰ」。初期代表作である『朱子の自然学』に加え、科学思想史の論考3本を収録。解題担当は川原秀城。
【目 次】
朱子の自然学
序章 忘れられた自然学者
Ⅰ 宇宙論前史
Ⅱ 宇宙論
Ⅲ 天文学
Ⅳ 気象学
終章 自然学から人間学へ
宋の自然哲学――宋学におけるその位置について――
「易」と占い
カテゴリーとしての八卦の形成――馬王堆出土帛書《周易》読後覚書――
解題(川原秀城)
索引(人名・書名)
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