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従来日本近代法制史の研究は内地を中心に行われた。
しかし、帝国日本の支配をトータルにとらえるためには、植民地朝鮮、台湾についてもその法制度を研究することが不可欠である。
近年、日本及び両国で公表されてきた研究も含め、市町村に当たる小さな単位に至るまで、その地方制度がどのようになっていたか、そして実際にはその制度の下でどのように人々が行動したかを資料に基づいて新たに解明し、侵略の歴史的事実を明らかにすることが本書の目的である。
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