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『ブラックホールと時空の方程式』(森北出版)や、YouTubeでのライブ配信「24時間ではしりぬける物理」などで大人気の小林晋平先生による、「物理学のおもしろさ」が伝わる一冊!
“ブラックホール”や“宇宙のはじまり”について書かれた本はたくさんありますが、本書が目指したのは「物理学の考え方」を伝えることです。宇宙に関するワクワクするような話題をより深く理解し楽しむためには、「物理学の考え方」を知っておく必要があります。
宇宙という遠くの世界で起こっている現象が、身のまわりで見られる現象と本質的に同じであるとわかったとき、世界の見え方が変わることでしょう。
目次
1 見えない世界を観る
1.1 変化に注目する その1―時間変化と力
1.2 変化に注目する その2―空間変化とゆらぎ
1.3 つついてみる・視点を変える―押してダメなら引いてみな
1.4 ウロウロする―「ここはどこだ?」
2 世界をモデル化する
2.1 共通項を見出す―物理の真骨頂
2.2 本質を浮き彫りにする―枝葉を落とす
2.3 枝葉を落とせないこともある―次元解析
2.4 より大きな構造を考える―メタ理論へ
3 枠に気づく・枠を外す
3.1 対称性の話―世界を語る標準語とは?
3.2 枠の際まで行ってみる―先人に敬意を表する
3.3 数式を使う次元の話―世界が3次元の証拠としての逆2乗則
3.4 「常識」が通用しない世界ふたたび―量子力学
3.5 2つの「非常識」が合わされば
4 気配を感じ取る
4.1 ブラックホールは謎だらけ
4.2 宇宙の始まりと場の量子論
4.3 冒険する・前提を疑う
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