幕末・明治激動の25年

幕末・明治激動の25年

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
大蔵財務協会
著者名
和邦夫
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2021年4月
判型
B6
ISBN
9784754728885

幕末から明治にかけての二十五年間は、日本が近世から近代に移行する激動の時代であった。
徳川幕府は、一八五三年のペリー来航を契機として開国に踏み切った。正しい判断であったが、統治力の劣化から通商条約締結にあたり天皇の権威を頼った。しかし、孝明天皇は条約締結を承認せず、このことが尊王攘夷運動を惹起、その先鋒に立ったのが長州であった。やがて、薩摩も幕府に見切りをつけ、長州と結び、薩摩が主力となって天皇を擁して徳川幕府を倒した。倒幕後、薩長土肥勢力を中心とする新政府が、その基礎を固めるのには凡そ十年を要した。西南戦争を経て基礎固めが一応出来たと言えよう。そして、この時期に、維新の三傑と言われ、維新群像の中で抜きんでた存在であった木戸孝允、西郷隆盛、大久保利通が相次いで世を去った。
本書が記す一八五三年のペリー来航から一八七七年の西南戦争までの二十五年間は、まさに、息つく間もない激動、激変、革新の時であり、日本の歴史上、時代転換の一つの節目であった。この舞台に登場した人々が、時代の流れをどう創っていったのか、或いは、流されていったか、興味尽きないものがある。明治維新の実像をご一読頂ければ幸いである。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top