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81年にわたる生涯を祖父・利休の侘び茶復興に費やした千家三代・元伯宗旦。
その生涯は決して順風満帆ではなかった。
「宗旦の筆舌に尽くしがたい努力抜きにして、今日のような茶道文化の姿はありえないといっても過言ではない」(本文より)
本書では、度重なる苦悩をのりこえて、侘び茶を復興し三千家確立への礎を築くまでの長い道のり、そして宗旦が到達した侘びの境涯を、利休や父・少庵との逸話、4人の息子たちとのやり取り、そして公家・大名茶人・町衆らとの交流などを通して描き出す。
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