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剱岳が見え
立山が見え
ひとつの思惟のように風が走る
(「続北方の詩」)
第33回 翁久允賞受賞!!
戦前、北川冬彦、萩原朔太郎に見出され、詩人として華やかにスタートを切った高島高。戦争、医師の仕事、自身の境遇を引き受け葛藤しながら、ネオ・リベラリズムを掲げた北川と運命をともにする形で歴史の波に埋もれた詩人の知られざる生涯を、貴重な一次資料から繙く。本文・装幀=著者
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