阿呆旅行

中公文庫

阿呆旅行

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出版社
中央公論新社
著者名
江國滋
価格
1,034円(本体940円+税)
発行年月
2021年4月
判型
文庫
ISBN
9784122070578

内田百閒「阿房列車」にあやかって、西へ東へディスカバー・ジャパン――。

行くなら冬、と思い立った網走番外地。旧正月ならぬ「旧の万博」、祭りのあとの大阪・千里。雲を見に、夕日を見に行く松江。心酔する百鬼園先生の古里、岡山・古京町……あの頃の日本が息づく大人の旅行記。雑誌連載中に急逝した内田百閒への追悼文「核心」を増補。〈解説〉宮脇俊三


[目次より]

精進落さず――伊勢

手鍋さげたり――長崎

白い墓地――網走

ととらく紀行――能登

留学事前――祇園

はずかしい旅――蒲原

うわの空旅――熊本

大阪さがし――大阪

とにかくハワイ――ホノルル・ラナイ島

牛歩随行――宇和島

おばこ、恙なきや――庄内

眩しかりけり――神戸

三景の末路――松島

わたしの城下町――松江・出雲

白い飛礫の――札幌

滾るまで――秋田

海内旅行――鹿児島航路

ああ名山――富士を見に行く

旅に病んで――高山

美しや毒の島――徳之島

百鬼園先生町内古地図――岡山

裸体写真撮影行――奥日光

北海わいん唄――池田町

細胞入替え旅行――ヤング京都

 解説 宮脇俊三

「核心」

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