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瞑想に入ると、決まって喉が鳴り、閉じた眼の中では赤・青・黄・緑などの光彩が同心円状に輝くという。瞑想体験を重ねる中で、心と身はどのように変化していくのか。身体実践の旅を通して瞑想法の本質を解き明かす。
〈目次〉
はじめに
第一章 日常の秘儀
一、仏塔を回る女性
二、日常のなかの秘儀
三、古典ヨーガと密教的ヨーガ
第二章 気を感ずる
一、観自在像の前で踊る人
二、「前世を見る会」
三、耳の後ろの痛み
四、「成就法を試みる会」
第三章 文殊を見たツォンカパ──チベット仏教と観想法
一、北京の雍和宮にて
二、ゲルク派の祖ツォンカパ
三、神仏を眼前に見ること
四、チベットの仏教
第四章 ヒンドゥー教の観想法
一、ベナーレスのカーリー女神
二、ヒンドゥー教の観想法
第五章 台湾の道院にて
一、再会──三清宮
二、叫び声──宝湖宮
三、無形の師の命ずるままに──谷関大道院
第六章 クリシュナ神の幻力
一、神を見る女性
二、「神はどこから入るのか」
三、神が「降りた」後で
四、成就法と献信
第七章 身体を貫く龍神
一、揖斐峡の旅館にて
二、夜叉ケ池の龍神伝説
第八章 チューリップの気
一、樹木の木を感ずる
二、ネックレスの気
三、チャクラ
四、背中を感ずる
五、自己を見る
第九章 再び台湾へ
一、龍山寺の境内にて
二、無縁仏の寺
三、九〓と玉女宮
第十章 観想法と行者ツォンカパ
一、観想法と憑依
二、文殊の観想法
三、修験道と観想法
第十一章 自己空間の変容
一、自己空間と観想法
二、「裏返し」の自己空間
第十二章 観想法と聖なるもの
一、宗教の定義
二、観想法の本質
あとがき
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