取り寄せ不可
驚くべき編纂の経緯からあすか王女との悲恋まで。
新解釈を提示する万葉集読本。
今、蘇る1300年前の日本の姿とは。
奈良時代末期に成立したとされてきた『万葉集』は、
実際には10世紀半ばに公権力のもとで最終的に成立したことが明らかになった。
『万葉集』の編集作業は秘中の秘として集中的に行われ、改竄、捏造されていたのだ。
専門家たちの日並皇子挽歌などの歌の読み取りは、最初から間違ってしまっていたのである。それが現在にも続いている。
我々『万葉集』愛読者は、そうした誤解にもとづいた解釈の中でしか『万葉集』の鑑賞ができないでいる。
――その「虚構」と、それにもとづく積年の誤解の縛りを振り解くと、
そこに現れたのは「神国日本の誕生」と「王女との悲恋」を歌い上げた感動的な人麻呂の歌々である。
第一部神国日本の巻
第1章日並皇子挽歌の本来の姿
第2章高市皇子挽歌の本来の姿
第3章安騎野遊猟歌など5首の本来の姿
第4章人麻呂以外の「我が大君皇子の命」歌
第5章人麻呂以前の「やすみししわが大君」歌
第6章近江荒都歌の本来の姿
第7章「やすみししわが大君」歌15首の総括
第8章人麻呂以後の「やすみししわが大君」歌
第二部相思相愛の巻
第9章明日香皇女挽歌の本来の姿
第10章献呈挽歌の本来の姿
第11章泣血哀慟歌の本来の姿
第12章人麻呂が愛した女性
第三部まとめの巻
第13章新事実と仮説
第14章人麻呂の生涯
第15章『万葉集』は天歴期に成立した
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